The Tokyo Station Hotel

Creative

V.I and Branding Tools

Client

Nippon Hotel Co.,Ltd.

Year

2012

Agency

JR East Marketing & Communications, Inc.

Team

Concept : A Design Lab and kadltd

顧客の想いが窓に灯るシンボルマーク。トラディショナルかつ軽やかなロゴタイプ。十数年を経ても色褪せることなく佇む東京ステーションホテルV.I

1914年に竣工した東京駅丸の内赤レンガ駅舎。第二次世界大戦の空襲で減築された三階とドームの復原に伴い、2012年にフルリニューアルした東京ステーションホテルのコンセプトおよびV.Iデザイン。次の100年に向けて装いを新たにするため、ジェイアール東日本企画率いる合同チームで臨んだ一大ブランディングプロジェクトである。

大正時代より文化を育みながら、時代に飲まれ影をひそめていった東京ステーションホテルは平成の終わりには廃れたビジネスホテルの形相となっていた。プロジェクトの命題は、東京そして日本を代表する一流ホテルに相応しい姿に生まれ変わること。

ホテル総支配人を中心とするブランドチームでコンセプトを明確にすることを提案。ファクトから導き出した無二のコンセプトは、「東京駅に泊まる、という贅沢」。お客様や従業員の憧れや誇りが垣間見えるV.Iデザインへと繋がった。

宵の色に染まる駅舎のシルエットに浮かぶ窓の明かり。ブランドコンセプトによりストーリーが生まれ、結果的にデザインの耐久性に結びついた。2012年のリリースから年月を経た現在においても決して古びることなく、凛とした佇まいのV.Iデザインとして時代を超える存在となっている。